2019年7月6日土曜日

市民大学トラム「東三河の自然の移り変わりを研究する」

第5回 最終回「植生でみる海外の自然」の講座が開かれました。

今回は、今までの講座内容とは一味違い、植物の原点となるアフリカ大陸に目を向けて行われました。





アフリカ大陸の東側にあるマダガスカル島のバオバブの樹木を中心に、珍しい植物に視点をおき、今まで見てきた植物との比較などの話をして頂きました。


このバオバブの木は、10種類ほどありアフリカ大陸にも植生が見られます。そのうちの8種類が、マダガスカル島に群生しているそうです。




写真などでみられる、夕日越しのバオバブの木は有名ですが、何か違和感を感じていたことが、この講座で理解できました。


樹形のユニークさは、我々人間が作り出したものであることが分かりました。

アフリカは、焼き畑農業が昔から続いていて、森林を焼くことにより、比較的火に強いバオバブの木だけが残っていく仕組みがあるということです。

約20~30mもの高木として群生していく姿も、何か魅力を感じます。

今回の講師 中西正氏の講座を受けて、植物の面白さや植物の花の美しさを発見することができました。